はじめまして。私が大工の小島です。
小島勝工務店の初代社長
好きでなった大工ではありませんが、樹を組み立てる仕事を続けているうちに、大好きになってしまった大工馬鹿だと認識しています。
数々の建物が日本全国にありますが、一つとして同じ家が無いのが日本建築でしょう。同じ年輪を経た樹木でも、育つ過程と地質によって、木肌に表情が現れます。そんな樹木を旨く使いこなすのが大工さんです。樹木の種類によって使う場所も違うし、組み込む手順も違うから面白いし手応えがあるのです。
樹を知り樹の表情を読んで組み立てる家作り
施主様にとって一生使わなければ成らない家作りなら、丸太のまま使用する樹木と、加工した樹木を表情豊かに組み立てて貰いたいでしょう。そこに大工冥利に尽きる技術があります。
樹の柔らかさと優しさ、木肌の美しさと変化、一枚一枚の板が醸し出す表情は変化に富み、飽きのこない仕上がりが施主様に満足を与えるのです。樹を知り樹の表情を読んで組み立てる家作りは、施主様と同様に大工さんに満足感を与えてくれる。
大工のこだわり
私は大工を始めて五十年です。組み立てた樹木の数は数えきれません。一本一本の樹木に手の平を当て、感触を確かめてから樹の南面と北面を探りだし、図面に沿って配置を考えてから墨付けを始めます。鋸を当て鑿を当ててからカンナを当て仕上げます。
日本建築を守り抜く大工馬鹿
施主様にとって一生一度の家作りに携わるなら、百年使用に耐える家作りを心掛けるのが大工さんでしょう。大工暦五十年の大工として、施主様に満足いただける家作りを続けていくのが、私に課せられた使命だと思っています。手作りの家。大工技術を発揮した日本建築を、後生大事に守っていこうとしている大工馬鹿が一人いてもいいでしょう。
敬具
当社会長、小島勝が地元厚木市で発行の情報誌「タウンニュース」にコラム「樹のココロ人の心」を連載していました。
平成13年から19年までの約6年半、計137回のバックナンバー記事をお届けします!!本物の大工だけが知っている「樹の心」を住まいづくりの前に参考にしてみませんか?
◇『樹の心』バックナンバーへ
そして息子である私が、
小島勝工務店2代目社長 小島満夫です。
先代の意思を継承しつつ、
時代に見合った住宅建築を追求し、
お客様へ"全力"をもって接する姿勢を忘れずに2代目社長として頑張ります。
わたくしからも、
「小島満夫の決意」と題して、
皆様へご挨拶をさせていただければと思います。
小島勝工務店代表「小島満夫の決意」を読む