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2011/04/21

軟弱地盤と住宅|地盤沈下は最大の欠陥に [ブログ]

東日本大震災 地盤沈下 最大は陸前高田市の84センチ


このような報道を目にした時、住宅をつくる立場から色々なことを考えさせられました。

今回の地震の地盤沈下は、通常起こる沈下とは違うのは分かっているが、沈下しやすい地盤であったことには変わりはない。

地盤に対する知識が無いと、その家は傾き倒壊する危険性がある。地盤に対する調査が義務付けられたのは、実は近年の事で、以前は施工者側の考えにゆだねていた。

職人で言う“勘”と“経験”ってやつだろうか。

ここ厚木市は、比較的良好な関東ローム層が広がる洪積層と低地で軟弱な沖積層とに分けることが出来る。
市内中心部のほとんどは軟弱地盤で、1mほど穴を掘ると地下水が湧き出てくるような場所です。

こういった土地に住宅を建てるには、しっかりとした知識と裏付けが必要になります。
一番良いのは、地盤調査会社に調べて貰うことなのですが、自分自身でもその土地を知ることはとっても大切です。

地名に池、渡、流、湘、島、崎、泉、谷、田、鷺、萩などが使われている土地は低地に多く気を付ける必要があります。また、その土地の歴史を調べるのも良い方法です。
その昔、水田が広がっていたとか、山を切り崩し、崩した土を盛って平らな土地を形成したとか、昔沼があって良く釣りをしたとか。。。(^^;

軟弱地盤だからと言って、その土地に住宅を建ててはイケないことはありませんが、知っているのと知らないでは大きな差が生じます。



地盤改良工事をすれば・・・

ベタ基礎にすれば・・・

簡単に考えてはイケないのです。
その地盤に似合った改良工事をしなくては意味がありません。


今回の東日本大震災の日、ここ厚木でも震度5を記録しました。

過去に経験の無い強い揺れ。

倒壊した住宅はありませんでしたが、ブロック塀が倒れたりと言った被害は確認されています。

そんな中、昨年竣工したお客様より嬉しいお言葉を頂きました。

『地震のあった時、自宅に居て地震の揺れはさすがに感じたけど、大騒ぎするほどの揺れだとは思わなかった。テレビをつけて見て、事の重大さを初めて知った。』

ホントですか〜?

『ホント!全然大したことないと思ってた。良く造ってもらったおかげですね。』

自分からすると、特別なことは何一つしてはいないけど(^^;
しっかりとした地盤改良を行ったからだと伝えました。

自分が手がけて施工した事に対して間違いはなかった!
木造住宅に対する考え方に間違いはなかったと強く実感でき確信できる嬉しい出来事でした。

一生に一度の大きな覚悟を持って造る住宅です。
確かな経験と考えを持ち合わせた会社こそ、これからの住宅業界には必要だと・・・自分で言うのもなんですが(^^;


これからも自分の技術に自信を持ち、確かな知識を持つために更なる努力をして行こうと思います。



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Posted by 兄貴 小島満夫 at 17時49分

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プロフィール

株式会社小島勝工務店

代表取締役

兄貴 小島満夫

小島満夫
1972年9月生まれ

一級建築士
一級施工管理技師
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