2007/10/04
六本組木 組み方 『その5』 [ブログ]
ついに六本組木の仕組みの全貌が明らかに!
今日は組み方『その5』、ついに完結編です。
まぁー、『ついに全貌が明らかに!』とは言ってはいますが、
前回『その4』の写真を見ていれば
ほとんどの方がこの後の展開がわかっているのではないでしょうか!?
でははじめに上の画像、
また右端に新しい組木が加わりました。
この右端の組木、
見ての通りこの組木は何の加工されていないものです。
と、言うことは
幅が1寸角(約30mm)の無加工の組木ですね。
この何も加工されていない組木を上から差し込むことによって…
ついに『六本組木』が完成しました。
今までこの『六本組木』シリーズを書きまして、いろいろと見て下さっている方々になるべく解りやすいように書いたつもりではいますが、小・中・高と国語の成績が悪かった私、説明不充分でうまく伝わらないところが多くあったことだと思いますm(__)m
最後に、もしこの『六本組木』に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非作ってみてはいかがでしょうか!?
昔の匠の技、「すばらしいなぁー」と実感されることだと思います。
Posted by 北岡 at 20時11分 パーマリンク
2007/10/01
墨壷作り [ブログ]
今日は仕事の後、作業場で前々から作ってみたい物を作り始めてみました。
その前に、
右の画像、これは普段私が仕事で使っている墨壷(すみつぼ)です。
墨壷とは…
私達、大工が墨付けをする時に使う重要な道具です。
壷車に巻かれた糸の先に結んだカルコ(ピン)を材木に差し、
糸を引き出します。
この時糸は、壷の中の墨を含んだ綿を通る為、
墨を含みます。
糸を引き出したらぴんと張り、
指でつまんで打てば材木上に真っ直ぐな線を引くことが出来るのです。
ちなみに、
本来墨壷は大工が自ら使いやすいように自分で作っていたそうです。
中には自分の腕を誇示するため様々な装飾をしたりして、
その出来具合を自慢したりもしていたそうです。
ならば、
匠を目指す私
昔の大工さんのように
自分でかっこいい墨壷を作ってみようと思ったのです。
上手く出来上がるかわかりませんが…
なにせ、初めて作る墨壷作り。
材料も堅い欅(ケヤキ)の木。
時間もかかると思いますが、
コツコツと楽しみながら作っていきたいと思います。
Posted by 北岡 at 22時03分 パーマリンク
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