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2011/11/18

蔵の改修工事 [ブログ@現場]

各地で紅葉の見ごろを迎え、行楽地はにぎわっている所ですが、この週末は雨のようですね。。。

日曜日は横浜の地で「建設フェスタ2011」が開催されますが雨では・・・(; ̄ー ̄川



昨日より、平塚市にあるお客様の“蔵”の改修工事を始めています。

中にある荷物を外に出す作業から始め、、、

何度も何度も荷物を運び・・・

さらに荷物を運び・・・

ようやく無くなった所で仕切られていた壁の解体作業。。。蔵自体が倉庫の役割を果たしているので造作の壁があるのは不自然な感じですが、あとから造った壁のようです。

画像(228x171)・拡大画像(408x306)

この蔵は江戸時代に建てられたものだそうで、一度移築され現代に至っているとの話でした。

10年ほど前になるでしょうか。。。
当社で屋根の葺き替えをさせて頂きました。

蔵の屋根は2重構造になっていて土と漆喰で塗られた屋根の上に木造で小屋組みを造り屋根を葺いています。

当初は瓦屋根でしたが、葺き替えの際に金属瓦に変えました。

画像(228x171)・拡大画像(408x306)

中から見ると土壁である事が良く分かります。

相当な年数が経過しているにも関わらずしっかりと造られています。

構造の軸組はさほど難しいものではありませんが、左官屋さんは相当大変だったでしょうね。。。

画像(228x171)・拡大画像(408x306)

2階内部の様子です。

合掌梁により小屋束も無く広々と使える状態になっています。
棟には直径で50〜60センチほどある松の丸太が使用され味のある見栄えになっています。

で、、、


この蔵の何を改修するのかと言うと、1階の床を木造で床組みをし、壁に板を貼ると言う改修を行います。

通常、蔵の床は大きな玉石を何層にも敷き詰め、その上に今で言うコンクリートを塗り、当時は粘土質の土なんでしょうが、そこに漆喰(しっくい)を混ぜていました。

外から穴を掘り蔵の内部に侵入できないようになっているんでしょうね。

ですから、湿気は結構上がってくるのです。
ただ、壁が土壁なので調湿をして快適な空間にしてくれていますが、だいぶ古くなっているので、土壁からですホコリなどでせっかくの貴重な荷物もホコリまみれに・・・

と、言う事できれいに使いたいと改修工事を行う事となりました。


今の時代に蔵を造るとしたらどれくらいの費用が掛かるのかなぁ〜なんて考えながら写真を撮っていました。。。
(−p■)q☆パシャッパシャ☆






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Posted by 兄貴 小島満夫 at 18時49分

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プロフィール

株式会社小島勝工務店

代表取締役

兄貴 小島満夫

小島満夫
1972年9月生まれ

一級建築士
一級施工管理技師
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