2007/08/24
匠大工の耐震補強 [ブログ@現場]
耐震補強工事とは、文字通り地震などの揺れに耐えられるようにするための補強をする工事です。
耐震補強工事をするためには、まず耐震診断を行います。
壁量・耐力壁量・建物のバランス等・・・を総合的に判断し、その家の耐力を検討し、どのような補強をするのか決めて行きます。
壁を解体したところです。
ご覧のとおり、壁のほとんどに筋交い(斜めに入った木材)が入っていないのが判ります。
中古物件を購入される方などは、こういった所にも気を付けて購入されることをお勧めします。
とはいえ、なかなか素人の方に、そこまで判断するのは難しいと思います。そんな時はいつでもご相談ください。
その後、筋交いを入れてた後、900×3,000×12mmの構造用合板を土台から桁までの長さで打ち付けました。
こうすることで、耐力壁として有効な強度が生まれます。
こちらは、2階とのバランスと桁行方向の筋交い量のバランスを考えて入れたもので、105×105mmの角材をクロスさせて入れた筋交いです。
柱脚柱頭は金物で補強しています。
建築基準法に準じた補強方法の一つです。
最終的に完成した形はこんな感じ。
あえて壁を作らず、開放的な空間としています。飾り棚を付け、チョットした置物などを飾りつけ出来るようにしています。
無駄を無駄じゃ無くする一つの方法でしょうか...
もともと和室だったこの部屋も、壁は漆喰(しっくい)仕上げとし、柱に色をつけ、落ち着いた部屋になっていると思います。
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Posted by 兄貴 小島満夫 at 12時46分
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