2007/09/12
匠の道具作り 墨差し編(2) [ブログ@現場]
墨差し作りの続きです。
先端を斜めにカットしたところからでしたね...
カットを終えたら、先端から1寸7分程度のところから、竹をえぐる様にして、薄くします。
竹を割りやすくするのと、線を引きやすくする効果?があると思われます。
この厚みが結構重要のような気がするんですよね。
線を引くときの竹のしなり具合とか、自分好みの厚みを研究するようにしています。
今回の墨差しは、少し薄めで作ってみました。
1寸7分と書きましたが、少し長めにしておくのが後々良いと思います。
いよいよ竹を割っていきます。
前に書いていた、一晩水につけておくと言うのは、竹を割り易くする為だったんです。
割り方は大工の場合、鑿で割いていきます。
昔は、4分(12mm)を48枚に割るなんて言われましたけど、、、
計算すればわかるけど、48枚って、、、人間の手先の限界を超えてるだろ!
とりあえず、なるべく薄くと言うことで。。。
なかなか良い感じで割れました。ヽ(´▽`)/
ここまでくれば、終わったも同然♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ !!!
あとは、先端を整えます。
先端部分の完成です。
その次に、文字を各部分を作って、その先端を玄能(金槌)などで潰せば完成です。
いろいろ書いたけど、大工さん以外は興味の無い道具でしたね (^^;;
日曜大工のレベルでもないし、大工さんでも墨差しを作る人は少ないだろうし・・・
自己満足日記と言うことで・・・(^^;;
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Posted by 兄貴 小島満夫 at 15時18分
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