2010 / 10

2010/10/23

エコ住宅｜太陽光発電について [ブログ＠現場]

エコ住宅｜太陽光発電について

「エコ」が取り上げられ場面を良く目にします。住宅に限らず日常の生活の中で「エコ」の話題は身近にあります。

住宅業界で一番取り上げられているものは「太陽光発電」ではないでしょうか。

車で住宅街を走っている時、ちょっと探してみようと思って注意して見ていると「太陽光発電システム」を設置した住宅は結構多く見ることが出来ます。

多くのハウスメーカーなどでは、「太陽光発電」を標準仕様化する動きが強まっています。ハウスメーカーに限らず「太陽光発電」に力を入れている工務店や太陽光設置業者も急速に増えてきていることでしょう。

小島勝工務店では、特に大々的に売り込みなどはしていませんが、一度は提案をしてみる・・・程度の取り組みです。

「太陽光発電」の売り文句として挙げられるもの．．．『エコ住宅』と言う言葉が多く使われています。エコに対する世の中の関心が大きいからこそ使われているのは分かりますが、実際の所エコ住宅という言葉は太陽光発電の販売促進には繋がっていません。

きっかけにはなっている事はあるでしょうが、エコの取り組みをしたいから太陽光発電を設置している方は少ないと思います。

一番大きな影響力がある言葉・・・

『補助金』　『余剰電力の買取』

ではないでしょうか。

「円高・デフレ対策のための緊急総合経済対策」
住宅業界に大きな影響力を与えている今回の経済対策。住宅版エコポイントもそうだが、太陽光発電の補助金の拡充（期間延長）も盛り込まれている。

売り手としては本当に嬉しい話であるが、この施策も一時のものだと言うこと。
今後は買取価格の引き下げは決定しているし、補助金の価格要件も引き下げられる可能性を大いに秘めている。

補助金の引き下げや買取価格の引き下げが加速すると「太陽光発電システム」自体の価格競争が各メーカーで始まる。海外メーカー製の製品が増え、さらに価格競争が激化する。

そうなったときに問題視されるのが保証体制の充実や施工品質の確保であると考えられる。

買い手としては、なぜ「太陽光発電」を設置するのか・したいのかをしっかりと考えなければならない時代は、そう遠い話ではなさそうである。